明けましておめでとうございます
今年もドクターみどりのレッスンで
美しく健康な1年を・・・
* + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + *
ドクターみどりの Beauty Lesson (2013.1.1 Vol.160)
発行:おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
* + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + *
目次
【今週のLesson1】子どものアトピー性皮膚炎の治療目標
【今週のLesson2】冬のアトピー性皮膚炎の悪化予防
【ご案内1】 定期的にケアしたい冬のお肌に
【ご案内2】 冬季休診日のお知らせ
* + * 今週のLesson1 * + * ・・ * + * ・・ * + *
__________________
◎子どものアトピー性皮膚炎の治療目標
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
アトピー性皮膚炎と診断されると、思いつめてしまうお母様がいます。
子育ては、親がイライラしていると子どもに伝わり、
親が楽しそうにしていると子どももうれしい気分になれるものです。
アトピー性皮膚炎を長く患えば、どうしても日常生活に制限が出てきます。
普通なら気にしなくてもいいことを気にかけながら、
日常生活を送ることになりがちです。
気がついてみれば、家の中の話題はいつもわが子の病気のことばかり。
これでは子どものほうもいつも湿疹が気になって、
かき続けているという状態になってしまいます。
アトピー性皮膚炎では、かくことが最大の悪化原因なのに、
どうしてもかいてしまうのです。
アトピー性皮膚炎では、
皮膚を刺激しない環境を整えてあげるに越したことはありません。
しかし病院をいくつも渡り歩き、
食べ物は、掃除は、などあらゆることをやりつくして疲れてしまっては、
元も子もありません。
アトピー性皮膚炎が中心の生活になるのではなく、
子どもを元気に楽しく育てることを中心に置くよう、
気持ちをきりかえるとよいでしょう。
クオリティオブライフ(QOL)という言葉が
医療の現場で盛んに言われるようになりました。
いままでは病気を完全にやっつけることが医療の目的でした。
しかし、人間として大切なことは何かを考えた時、
医療の目的は、生活の質を維持し、あるいは高めることだということが
盛んに言われるようになったのです。
アトピー性皮膚炎を完全に治す、つまり体質を変えることはできません。
無理な食事療法や、あれもこれもダメという制限は、
子どもの本来の体と心の成長をさまたげてしまいます。
症状が悪化しないように、うまくコントロールをして、
多少の湿疹があっても友達と遊べて、学校に元気に通えるのであれば、
そちらが大切です。
子どものアトピー性皮膚炎は成長するとよくなっていくのが普通です。
お母様ががむしゃらにがんばらないで、
症状が気にならない程度になればしめたもの、と思うくらいが
子どもに良い影響を与えます。
* + * 今週のLesson2 * + * ・・ * + * ・・ * + *
________________
◎冬のアトピー性皮膚炎の悪化予防
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 太田みどり
アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみの強い湿疹ができ、
良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
0歳から20歳までの10人に1人はかかっていると言われ、
成人の患者さんも増えています。
アトピー性皮膚炎は治りにくい病気と思われがちですが、
薬を正しく使い、適切なスキンケアを続ければ、
上手にコントロールすることができます。
特に、冬の肌の乾燥を防ぐスキンケアが重要です。
アトピー性皮膚炎の患者さんは、
皮膚が乾燥して、バリア機能が低下しやすい体質があり、
外からの刺激が加わって皮膚炎が発症すると考えられています。
乾燥している肌は、少しの刺激でかゆみが起こりやすく、
繰り返しかいてしまいます。
かくこと自体が刺激になり、かくことで皮膚のバリア機能がさらに壊れ、
刺激物質やアレルゲンが入り込みやすくなります。
こうして炎症を繰り返し、
湿疹やかゆみがひどくなるという悪循環に陥ってしまうと、
やがて皮膚はガチガチに硬くなったり、盛り上がったりしてしまいます。
このような状態になる前に、
冬に、皮膚が乾燥しないようにスキンケアをする必要があります。
◆冬のスキンケア対策
・皮膚の清潔
暖房による汗、皮膚の汚れ、皮膚についた刺激物を落とすために、
シャワーや入浴で皮膚を清潔に保ちましょう。
体を洗うときはスポンジやナイロンタオルを避け、
石鹸を泡立て、手でやさしく洗うようにしましょう。
・皮膚の保湿
皮膚の保湿は、バリア機能の回復・維持には欠かせません。
入浴後に保湿剤をていねいに塗って、皮膚の乾燥を防ぎましょう。
保湿剤にはいろいろな種類があるので、
皮膚科の主治医によく相談をして、
皮膚の状態や季節により使い分けしましょう。
・悪化因子を避ける
アレルゲンや汗、化学物質、ストレス、疲労など、
かゆみを悪化させる原因を見極めて、それを避けるようにしましょう。
きちんとしたスキンケアができていれば、
冬に特にアトピー性皮膚炎が悪化することもなくなるでしょう。
* + * ご案内1 * + * ・・ * + * ・・ * + *
定期的にケアしたい冬のお肌に
★ 確実に予約を取るには 土曜午前が狙い目です★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
冬は、ほんの少しの油断が乾燥を呼ぶ季節・・・
エステで定期的にケアしたくても、
空いている日と予約できる日がかみあわず、
「次は来月になっちゃう・・・」ということはありませんか。
土曜日の午前中は予約が比較的取りやすいので、
おおたメディカルエステでは、忙しい女性の皆さんに
土曜日朝のエステをオススメしています。
ビタミン導入など、施術から数日後にジワジワと効いてくるプランは
どうぞ、お早めのご予約を・・・。
【OPEN時間はコチラ】
https://www.ota-medical.com/access.html
【ご予約はコチラ】
初診 https://fs220.xbit.jp/h658/form2/
再診 http://fs221.xbit.jp/h569/form2/
* + * ご案内2 * + * ・・ * + * ・・ * + *
冬季休診日のお知らせ
おおたメディカルエステ・おおた皮膚科ともに1月3日まで休診です。
また、1月13日から17日も休診させていただきます。
* + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + * ・・ * + *
おおた皮膚科 http://www.dr-midori.com/
おおたメディカルエステ https://www.ota-medical.com/
院長:太田みどり(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 医学博士)
※ おおた皮膚科、メディカルエステともに、
インターネット予約ができます。
PCや携帯から24時間いつでもご予約ください。
* + * ・・ * + * ・・ * + *
〒359-0021 埼玉県所沢市東所沢1-3-11 ウチヤマビル
JR武蔵野線・東所沢駅より徒歩30秒
定休日:水曜・日曜・祝日・土曜午後
メールマガジンの登録・解除はこちらから
https://www.ota-medical.com/magazine.html
* + * ・・ * + * ・・ * + *
発行日:2013年1月1日(毎月1・15日発行)
Copyright(C)2013 おおたメディカルエステ/
おおた皮膚科 Rights Reserved.
※ 記事の無断引用・転載を禁じます